対馬市長の給与 来月分10%減額 職員の不祥事受け

 職員による不祥事の責任として、対馬市は26日、比田勝尚喜市長の7月中の給与を10%(8万円)減額する条例改正案を定例市議会最終本会議に提出し、可決された。
 定例市議会ではこのほか、総額10億7600万円の本年度一般会計補正予算案や、耐震基準を満たしていないことが判明した市役所本庁舎の建設整備基金条例案、市立小綱小(豊玉町)の本年度末の閉校に伴う条例改正案など28件を可決した。
 比田勝市長は、職員が2018年度に国の補助金935万円の申請を失念し、19年度の補助金を受け取ることができなかったことなど3件4人の不祥事を受け、閉会あいさつで「市役所に対する信頼を失った責任を痛感している。再発防止に向け、職員一丸となって信頼回復に取り組んでいく」と述べた。

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