乗用SUVの先駆けとなった初代 CR-V
無骨さを感じないスタイリッシュなスタイルを身につけたホンダ 初代 CR-Vは、シビック譲りの乗用車的な乗り心地と軽量なボディを備え、2.0L B20B型エンジンによる力強い走りを実現している。
登場当初は、コラムシフトの4速ATにデュアルポンプ式4WDを組み合わせたモデルのみをラインナップ。
また、ステッキ式のパーキングブレーキを採用していたことにより、前席の足元が広くウォークスルーも可能で、本格的な悪路走破性よりも、乗用車としての乗り心地や居住性、快適性を重視していた初代 CR-Vは、乗用SUVの先駆けともいえる存在だ。
日本のみならず世界でも話題となり人気モデルへ
CR-Vは、ライバルであるトヨタ RAV4の登場から1年遅れてデビューしたことや既存のコンポーネンツを利用することでコストを抑えた開発に成功。コストパフォーマンスに優れ、乗用車とSUVの良いとこ取りをしたCR-Vは、寒冷地などで試乗待ちの列ができるほど話題を呼んだ。
さらに、北米ディーラーからの要望により輸出を開始すると、たちまちヒットモデルとなり、ホンダを支える基幹モデルにまで登り詰めた。
スペックや価格
■サイズ
全長:4,385mm~4,490mm
全幅:1,750mm
全高:1,675mm~1,710mm
■エンジン:直列4気筒 2.0L DOHC B20B型
■トランスミッション:4速AT/5速MT
■駆動方式:4WD/FF
■販売期間:1995年~2001年
■価格:172万円~198万円(1995年式)
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