コンパクトクロスオーバーSUVの元祖!スズキ 初代 エスクード【MOTA写真館】

スズキ エスクード(初代) 1988年式

本格的なメカニズムをコンパクトに凝縮

スズキ エスクード(初代) 1988年式 コンバーチブル
スズキ エスクード(初代) 1988年式

スズキ 初代エスクードは、全長3,560mm、全幅1,635mmのコンパクトなサイズに、1600ccという小排気量のエンジンを搭載。136万4000円~という低価格も大きな魅力だった。

構造は、本格的なSUVに使われるラダーフレームと呼ばれる頑丈なはしご型フレームを採用。また、二輪駆動と四輪駆動を切り替えることができるパートタイム4WDを採用することで、舗装路での燃費の良さと悪路走破性を両立する。

デビュー当初は、3ドアのハードトップと3ドアコンバーチブルの2タイプだったが、1990年に全長を延ばし5ドア化した「ノマド」を追加。1994年には、スズキ初の2000ccのV型6気筒エンジンと直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載しバリエーションを広げた。

ただし、ディーゼルエンジンはスズキ製ではなくマツダ製。エンジンを供給してもらう見返りとして、車両のOEM供給を開始。マツダではプロシードレバンテとして販売された。

スズキ初の3ナンバー車

スズキ エスクード(初代) 1990年式 ノマド

1996年、2500ccのV型6気筒エンジンを追加したことで、スズキ初の3ナンバー登録車が誕生。同時に、5ドアに与えられていた「ノマド」のサブネームが消滅し、「3ドア」「5ドア」の名称に改められた。

開発コンセプトの「クロスカントリーセダン」を見事に具現化したスズキ エスクードは、泥臭くない都会的なコンパクトクロスオーバーSUVとして世界中で人気を博した。

スペックや価格

スズキ エスクード(初代) 1988年式 コンバーチブル

■全長×全幅×全高:3,560mm(ノマド 3,975mm)×1,635mm×1,665mm(ノマド 1,700mm)

■エンジン

・直列4気筒 1600cc SOHC G16A型

・直列4気筒 2000cc DOHC J20A型

・V型6気筒 2000cc DOHC H20A型

・V型6気筒 2500cc DOHC H25A型

・直列4気筒 2000cc SOHC ディーゼルターボ RF型

■トランスミッション:3速AT/4速AT/5速MT

■駆動方式:パートタイム4WD

■ボディタイプ:3ドアSUV/3ドアコンバーチブル/5ドアSUV

■販売期間:1988年~1997年

■価格:149万8000円~224万3000円(1996年式)

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子供ころ憧れたスポーツカー、テレビドラマに出ていたあのクルマなど、実に多くのクルマたちが私たちの記憶の中に存在する。

MOTA写真館では、そんな懐かしいあんなクルマ、こんなクルマをプレイバック。あなたが初めて買ったクルマ、いつかは買うぞと決めていた憧れのクルマがいつ登場するのか?そんなことを思いつつ、次回もぜひ楽しみにしていただきたい。

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