ベースはビートル!独特な愛嬌は全世代から大人気
フォルクスワーゲン タイプ2は、キャブオーバー型ワンボックススタイルに丸型のヘッドライトと大型のエンブレムを装着。ライト形状やカラーリングのコンビネーションが生み出す独特な愛嬌は、多くの人の心を掴み現在でも男女問わず人気を得ている。
1950年に登場した第1世代(T1)のタイプ2は、フォルクスワーゲン タイプ1(通称、ビートル)のフラットな基本骨格を利用。タイプ1と同じくリアにエンジンを搭載し、後輪を駆動させるRR方式を採用しており、フォルクスワーゲンのヒット商品となった。バリエーションは、バンだけではなく、小型バスタイプ、ピックアップトラックなど多岐にわたる。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にも登場したタイプ2
1967年に安全基準の向上と排ガス規制のマスキー法に対応した第2世代(T2)が登場。リアにエンジンを搭載する基本骨格は第1世代から引き継がれた。
ちなみに、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でテロリストがマーティを追いかけ回していた車は、第2世代(T2)のタイプ2である。
代表的なスペック
■全長×全幅×全高:4,100mm×1,700mm×1,900mm
■エンジン:水平対向4気筒 OHV
■トランスミッション:4速MT
■駆動方式:RR
■製造期間:1950年~1979年
※スペックは第1世代の代表的な数値