降り続く大雨で神奈川県内は地盤の緩んでいる所があるとして、横浜地方気象台は6日、土砂災害への警戒を呼び掛ける気象情報を発表した。降り始めとなった3日からの雨量は6日夕までに箱根町で360ミリ、山北町で180ミリ、三浦市で150ミリを超えており、7日にかけても西部の山沿いを中心に大雨になる所があるとみている。
気象台によると、7日夕までの24時間に予想される降水量は西部の多い所で130ミリ、東部は30ミリ。8日夕までは東部、西部とも50~100ミリの雨を見込んでいる。
横須賀市は6日、降雨により斜面が崩落したとして、同市吉倉町1丁目の1世帯2人に避難勧告を発令した。同市によると、けが人はないという。
一方、箱根登山ケーブルカーは同日午後、架線に枝が掛かったとして上下線10本が運休した。強風の影響とみられる。