コンパクトスペシャリティクーペのオートザム AZ-3/ユーノス プレッソ
緩やかな曲面パネルで構成され、湾曲したリアガラスが特徴的な3ドアハッチバックのオートザム AZ-3/ユーノス プレッソは、5ナンバーに収まるコンパクトスペシャリティクーペ。
販売開始当時、オートザム AZ-3に直列4気筒 1.5Lエンジン、ユーノス プレッソにV型6気筒 1.8Lエンジンを搭載してデビュー。
「身近なカーショップ」をコンセプトにしたオートザム、「マツダのプレミアムブランド」と位置付けていたユーノス、それぞれの販売店に合わせたエンジンをラインナップしていた。
マイナーチェンジでエンジンラインナップを統一
1993年のマイナーチェンジにて、オートザム AZ-3にV型6気筒 1.8Lエンジン、ユーノス プレッソに直列4気筒 1.5Lエンジンが追加され、搭載エンジンの統一がされた。
特徴的な小排気量のV型6気筒エンジンは、1844cc DOHC 24バルブで、最高出力140馬力/7000rpm、最大トルク16.0kgm/5500rpmを発生。
オートザム AZ-3/ユーノス プレッソは、V6ならではのスムーズな回転フィールをコンパクトクーペで楽しむことができ、効率重視の最新車種と比較すると贅沢なモデルだったとも言える。
特別仕様車や豪華装備がおごられたモデルのリリースをしていたが、1998年に後継モデルが誕生することなく1世代で生涯を終えることとなった。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:4,215mm×1,695mm×1,310mm
■エンジン
・V型6気筒 1844cc DOHC K8-ZE型
・直列4気筒 1498cc DOHC B5-ZE型
■駆動方式:FF
■トランスミッション:4速AT/5速MT
■販売期間:1991年に~1998年
■価格(1991年)
・オートザム AZ-3:129万5000円~180万5000円
・ユーノス プレッソ:165万8000円~213万8000円