MotoGP:マルケス、骨折した右上腕骨の手術成功。第3戦アンダルシアGPは欠場

 7月21日、レプソル・ホンダ・チームは、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われたMotoGP第2戦スペインGPの決勝で転倒を喫して右上腕骨を骨折したマルク・マルケスの手術が成功したと発表した。

 MotoGPクラス初戦となったスペインGPの決勝レースで、マルケスは残り4周に迫った時に3コーナーでハイサイドを喫して大クラッシュしてしまった。

2020MotoGP第2戦スペインGP:マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)

 マルケスは転倒後、メディカルセンターに運ばれ検査を受けると右上腕骨の骨幹が横骨折していることが判明。頭部や胸部に外傷はなく、12時間は経過観察を続けて翌20日(月)にはバルセロナのデクセウス病院に行き、21日(火)に手術を受けた。

 右上腕骨をチタンプレートで内部固定する手術は成功した。また、心配された橈骨神経には影響がなかったこともわかった。

 マルケスは順調に回復しており、最長48時間入院する。そのため7月24~26日に2週連続となる第3戦アンダルシアGPは欠場することになる。

 2019年第15戦タイのフリー走行1回目での大クラッシュや、第18戦マレーシアGPの予選でのハイサイドなど、大きな転倒も経験しているが、マルケスがMotoGPクラスで欠場するのは初めてのことだ。チームは復帰時期に関して、近日中にアナウンスするという。

© 株式会社三栄