宿泊半額を助成 佐世保市補正予算案

 佐世保市議会議会運営委員会は22日、臨時会を30日に開くことを申し合わせた。市は、新型コロナウイルスに関する経済対策などを盛り込んだ約9億9千万円の本年度一般会計補正予算案を提出する。
 市によると、経済対策では観光需要の回復を目指し、九州在住者に限り1人当たりの宿泊料金の半額(上限5千円)を新たに助成。観光施設や飲食店などで使えるクーポン券の販売やレンタカーの利用料を割り引くキャンペーンも展開する。
 生活支援では、国の特別定額給付金の基準日の後に新生児を出産した世帯に、10万円を給付する市独自の予算を計上した。
 財源確保のため、新型コロナの影響で中止した事業費の減額補正予算も計上。うち俵ケ浦半島に整備中の九十九島観光公園は管理棟の建設を取りやめ、年度内の供用開始を目指す。

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