31日から原爆写真展 来月2日にオンライン解説も

写真展について話し合う写真資料調査部会=長崎市平野町、長崎原爆資料館

 長崎平和推進協会写真資料調査部会(松田斉部会長)の恒例の原爆写真展が31日、長崎市平野町の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館交流ラウンジで始まる。8月11日まで。新型コロナウイルス対策のため会場での解説はせず、2日の「オンライン原爆写真展」で質問などを受け付ける。
 長崎原爆資料館が所蔵している原爆投下後の惨状を撮影した写真データを複数つなぎ合わせて、大型のパノラマ写真を作成した。爆心地周辺の旧制城山国民学校、焼け野原となった街並み、立山から眺めた長崎駅周辺などが写る大型パノラマの7点を展示する。松田部会長は「街から全てがなくなった状態がどういうものかを見てもらい、原爆の恐ろしさを実感し、平和がいかに大切かと思いをはせてもらえたら」と話している。
 写真展は午前8時45分から午後6時半(初日は午後1時から、最終日は午後3時まで)。事前申込制のオンライン原爆写真展はビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を活用し、松田部会長が解説する。申し込みは今月25日までにメール(shashinbukai@gmail.com)で。問い合わせは長崎平和推進協会(電095.844.9922)。

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