3年生が引退演奏 来場者を魅了 中五島高吹奏楽部

伸びやかな演奏を披露する生徒たち=新上五島町石油備蓄記念会館

 長崎県立中五島高(中山淳校長、70人)の吹奏楽部員らによるコンサートが24日、新上五島町青方郷の町石油備蓄記念会館で開かれ、伸びやかな音色で約60人の来場者を魅了した。
 同部は計14人が週6日、練習に励んでいる。新型コロナウイルス感染拡大防止のため県吹奏楽コンクールが中止。コンサートは、引退する3年部員4人のために発表の場を設けようと、同校が企画した。
 「イノセント・ジョイ」と、同コンクール課題曲の「トイズ・パレード」を披露。県立上五島高吹奏楽部なども出演し、演奏が終わると大きな拍手が送られた。
 中五島高吹奏楽部の部長を務めた3年の増山日菜さん(17)は「島の人たちを前に演奏し、笑ったり泣いたりしてもらった姿を励みに頑張ってきた。卒業しても音楽は楽しみ続けたい」と話した。

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