アストロズがタイブレーク制す 大谷は2回途中で降板

【アストロズ6-5エンゼルス】(延長11回タイブレーク)@エンゼル・スタジアム

アストロズは試合終盤に粘りを見せ、タイブレークの末、6対5でエンゼルスに勝利。4回裏から登板して6回1/3を1失点(自責点0)に抑えた2番手フランベル・バルデスの力投が光った。4番手ブレイク・テイラーがメジャー5試合目で嬉しい初勝利(0敗)。一方、エンゼルスは救援陣が粘れず、8番手ジェイコブ・バーンズに今季2敗目(0勝)が記録された。

2回表にエンゼルス先発の大谷翔平から5つの四球を選び、2つの押し出しで2点を先制したアストロズだったが、先発のジョシュ・ジェームスが3回裏に3つの四球で二死満塁のピンチを招き、アルバート・プーホルスに2号逆転グランドスラムを被弾。しかし、7回表にアレックス・ブレグマンの2号ソロで1点差とし、9回表一死二塁からジョシュ・レディックのタイムリーで同点に追い付いた。タイブレークの10回は両軍が1点ずつを取り合い、アストロズは11回表にブレグマンのタイムリーで勝ち越しに成功。11回裏二死満塁のピンチをテイラーが無失点で切り抜け、6対5で勝利した。

今季2度目のマウンドに上がった大谷は、初回こそ95マイル前後の速球とスプリッターを武器に三者凡退に抑えたものの、2回表に入ってピッチングが一変。3者連続四球で無死満塁のピンチを招き、そこから2者連続三振を奪ったが、2者連続で押し出し四球を与えたところで降板となった。1回2/3を投げてストライクとボールが25球ずつ。被安打0、奪三振3、与四球5、失点2という内容で、今季の防御率は37.80となった。

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