被爆後の学校や児童の様子40点 故荒川秀男さん絵画展

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荒川さんが描いた作品が並ぶ絵画展=長崎市立城山小

 被爆当時、旧城山国民学校(現・長崎市立城山小)の教頭だった故荒川秀男さん(1904~91年)が被爆後の学校や児童の様子を描いた絵画展が、長崎市城山町の同校集会室で開かれている。16日まで。
 被爆体験の継承につなげようと、同窓会などでつくる城山小原爆殉難者慰霊会が2017年から毎年開催。爆心地から約500メートルの旧城山国民学校では、被爆により児童や職員ら1400人以上が犠牲になった。
 荒川さんは校内で会議中に被爆したが奇跡的に助かり、戦後は被爆校舎の保全や原爆殉難者の碑の建立に尽力した。絵は1960~80年代ごろにかけて荒川さんが描いた。被爆で崩壊した校舎や、生き残った児童14人が卒業式に臨む様子などを描いたデッサンなど計40点が並んでいる。
 同会は「荒川さんが後世に残した絵をきっかけに、家族や友人らと身近な平和に思いをはせてほしい」としている。