楽天ロメロが“3冠王”、鷹・柳田は驚異の出塁率.571…パ週間ベストナインは?

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:藤浦一都】

ソフトバンクと日本ハムが4勝1敗と好調だったパ・リーグ第7週

新型コロナウイルスの感染拡大により、3か月遅れで6月19日に開幕を迎えたプロ野球。7月10日から始まった有観客試合も、5000人を上限としながら、日々、熱戦が繰り広げられている。7月27日から8月2日までの第7週を終えて、セ・リーグは巨人、パ・リーグはソフトバンクが首位に立っている。

ここではその7月27日から8月2日までのプロ野球第7週の選手成績を検証し、Full-Count編集部独自に週間ベストナインを選出した。第7週のパ・リーグはソフトバンク、楽天の上位2チームは変わらず、3位以下の順位が入れ替わることとなった。

【パ・リーグ現在の順位表】
→1 ソフトバンク 38試合22勝15敗1分
→2 楽天 38試合20勝17敗1分 2.0
↑3 ロッテ 38試合19勝19敗0分 1.5
↓4 西武 38試合17勝18敗1分 0.5
↑5 日本ハム 38試合17勝19敗2分 0.5
↓6 オリックス 38試合14勝21敗3分 2.5

【第7週パ・リーグ】
1 ソフトバンク 4勝1敗0分
1 日本ハム 4勝1敗0分
3 楽天 3勝3敗0分
3 ロッテ 3勝3敗0分
5 西武 1勝4敗0分
5 オリックス 1勝4敗0分

第7週のパ・リーグではソフトバンクで、ファーム調整中だった長谷川勇也外野手の新型コロナウイルスの感染が判明。2日に予定されていた西武戦が中止になった。また、日本ハムとオリックスの連戦は2日はゲームが組まれておらず、4球団が5試合で終えることとなった。ソフトバンク、日本ハムが4勝と白星を増やし、西武とオリックスが負け越し。楽天とロッテは3勝3敗の五分だった。

ロッテ・井上晴哉【写真:荒川祐史】

ロッテの井上は打率.368、3本塁打8打点と結果を残す

【第7週パ週間ベストナイン】
先発 石川柊太(ソフトバンク)
救援 モイネロ(ソフトバンク)
捕手 宇佐見真吾(日本ハム)
一塁 井上晴哉(ロッテ)
二塁 渡邉諒(日本ハム)
三塁 鈴木大地(楽天)
遊撃 該当者なし
左翼 近藤健介(日本ハム)
中堅 柳田悠岐(ソフトバンク)
右翼 ロメロ(楽天)
指名 浅村栄斗(楽天)

パ・リーグ第7週で活躍が際立ったのが楽天のロメロだ。6試合のうち、スタメンで出場したのは4試合だったが、17打数10安打の打率.588、4本塁打10打点。3部門全てがリーグトップの数字で“週間3冠王”だった。また楽天では打率.368、2本塁打7打点の浅村、打率.407だった鈴木大も好成績を残した。

週間4勝1敗だった日本ハムでは宇佐見、渡邉、近藤を選出。近藤は打率.429と高い数字を残した。宇佐見は5試合中4試合でスタメンマスクを被り、打率.308をマーク。同じく4試合でスタメン起用された渡邉は週間打率.400を記録し、チームの最下位脱出に貢献した。

ソフトバンクの柳田はこの第7週も好成績を残した。週間打率.438はロメロに次ぐリーグ2位。出塁率は驚異の.571を記録した。ロッテの井上は打率.368で3本塁打8打点と結果を残した。ソフトバンクの中村晃も打率.421と好成績だったが、一塁、左翼共に好成績の選手がいたため選から漏れた。

先発は1日の西武戦でプロ初完投初完封を飾ったソフトバンクの石川を選出。わずか1安打、13個の三振を奪う好投だった。救援には好投を続けるソフトバンクのモイネロを。第7週は3試合に登板して無失点。9つのアウトのうち7個を三振で奪う驚異の三振奪取率で封じ込めた。(Full-Count編集部)

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