中上「いいスタートが切れて序盤にリカバリーすることができた」/MotoGP第4戦チェコ決勝

 8月9日、2020年MotoGP第4戦チェコGP MotoGPクラスの決勝がブルノ・サーキットで行われ、LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は8位でフィニッシュした。

 中上は、前日に行われた予選Q1でQ2に進出できるタイムをマークしていたがトラックリミットのペナルティによりベストタイムが抹消。決勝レースは17番グリッドからスタートすることになった。しかし、オープニングラップで抜群のスタートを切った中上は一気に11番手までポジションアップ。3周目にはダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム)をかわして10番手に。

 その後はマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)を追撃し9番手、17周目にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)をかわし8位でチェッカーを受けた。

 中上は前戦アンダルシアGPでベストリザルト4位、そしてチェコGPでは17番手から8位まで追い上げる力強い走りを見せた。今週末の8月14日~16日には第5戦オーストリアGP、さらに翌週には第6戦スティリアGPの2連戦が始まる。

■中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)決勝8位
「厳しいグリッドでしたが、いいスタートが切れて序盤にリカバリーすることができました。しかし5周目くらいからタイヤのパフォーマンスが落ち始め、それからは苦戦しました。いろいろマッピングを変えて、トラクションを落としたりしましたが、最後まで苦しい走りとなりました」

「そういう状況の中で違うメーカーのバイクに乗るライバルたちの走りをいろいろ観察できたし、これからの参考にもなりました。正直もうすこし上のリザルトを狙いたかったのですが、あまりにもグリッドが悪すぎました。予選Q1でベストタイムがキャンセルになったのが本当に残念です」

「今日はポジティブな面もそうでない部分もありますが、次に向けていろいろ経験を積むことができました。オーストリーの2連戦は、ベストグリッド、ベストリザルトを目指したいです」

2020年MotoGP第4戦チェコGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2020年MotoGP第4戦チェコGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2020年MotoGP第4戦チェコGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2020年MotoGP第4戦チェコGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2020年MotoGP第4戦チェコGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

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