ハム近藤が打率.455&大田2発8打点、楽天涌井はノーノー未遂…パ週間ベスト9は?

楽天・涌井秀章(左)と日本ハム・近藤健介【写真:荒川祐史、石川加奈子】

楽天の涌井は5日のソフトバンク戦で9回1死まで無安打の1安打完投、開幕から無傷の6連勝

新型コロナウイルスの感染拡大により、3か月遅れで6月19日に開幕を迎えたプロ野球。7月10日から始まった有観客試合も、5000人を上限としながら、日々、熱戦が繰り広げられている。8月3日から8月9日までの第8週を終えて、セ・リーグは巨人、パ・リーグはソフトバンクと楽天が首位に立っている。

ここではその8月3日から8月9日までのプロ野球第8週の選手成績を検証し、Full-Count編集部独自に週間ベストナインを選出した。まずはパ・リーグ。

【パ・リーグ現在の順位表】
→1 ソフトバンク 44試合24勝19敗1分
↑1 楽天 44試合24勝19敗1分
↑3 ロッテ 44試合23勝20敗1分 1.0
↑4 日本ハム 44試合22勝20敗2分 0.5
↓5 西武 42試合18勝23敗1分 3.5
↓6 オリックス 44試合15勝25敗4分 2.5

【第8週パ・リーグ】
1 日本ハム 5勝1敗0分
2 ロッテ 4勝1敗1分
3 楽天 4勝2敗0分
4 ソフトバンク 2勝4敗0分
5 オリックス 1勝4敗1分
6 西武 1勝5敗0分

第8週のパ・リーグでは前週までBクラスだった日本ハムが西武相手に5勝1敗と大きく勝ち越し。楽天はソフトバンクとの首位攻防戦を4勝2敗で勝ち越し首位タイに浮上。今季はロッテ相手に苦しむオリックスは本拠地で1勝4敗1分けと厳しい結果となった。

西武の平良は3試合に登板し3回2/3を投げ7奪三振無失点

【第8週パ週間ベストナイン】
先発 涌井秀章(楽天)
救援 平良海馬(西武)
捕手 甲斐拓也(ソフトバンク)
一塁 井上晴哉(ロッテ)
二塁 中村奨吾(ロッテ)
三塁 鈴木大地(楽天)
遊撃 藤岡裕大(ロッテ)
左翼 近藤健介(日本ハム)
中堅 柳田悠岐(ソフトバンク)
右翼 大田泰示(日本ハム)
指名 ロメロ(楽天)

パ・リーグ第8週で活躍が際立ったのが日本ハムの近藤。22打数10安打の打率.455、1本塁打5打点の大活躍。6日の西武戦は無安打だったが、6試合中4試合でマルチ安打をマークするなどヒットを量産。今季の打率も.327に上昇しリーグ4位の位置につけている。

日本ハムでは大田の活躍も見事だった。シーズン序盤は中々、調子が上がらなかったが23打数7安打の打率.304、2本塁打、週間トップとなる8打点をマークした。守備でも強肩、好守を見せるなど攻守で存在感を発揮した。

ソフトバンクと首位タイの楽天はロメロが5試合に指名打者で出場し19打数8安打の打率.421、週間トップタイの3本塁打、7打点。鈴木大も全6試合で安打を放ち22打数8安打の打率.364、2打点と上位打線を牽引している。

投手では涌井が5日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)で9回1死までノーヒットノーランの快投を見せる1安打8奪三振の完投で開幕から無傷の6勝目を挙げた。また救援陣では西武の160キロ右腕・平良が圧巻の投球を見せた。3試合に登板し3回2/3、2安打7奪三振無失点。5日の日本ハム戦では6回1死満塁の大ピンチで救援すると2者連続三振で切り抜けるなど度胸満点の投球だった。

オリックス6連戦で4勝1敗1分けのロッテ勢も中村奨が25打数10安打の打率.400、井上が23打数9安打の打率.391、2本塁打、藤岡も19打数7安打の打率.368と安打を量産している。(Full-Count編集部)

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