オリ吉田正が打率.526、西武メヒア5発、ハム中田は13打点…パ週間ベストナインは?

西武のエルネスト・メヒア【写真:荒川祐史】

ソフトバンクが5勝1敗で首位をキープ、楽天は3勝2敗1分けの勝ち越しも2位

新型コロナウイルスの感染拡大により、3か月遅れで6月19日に開幕を迎えたプロ野球も50試合程度を消化しペナント争いも徐々に見えてきた。8月11日から8月16日までの第9週を終えて、セ・リーグは巨人、パ・リーグはソフトバンクが首位に立っている。

ここではその8月10日から8月16日までのプロ野球第9週の選手成績を検証し、Full-Count編集部独自に週間ベストナインを選出した。今回はパ・リーグ。

【パ・リーグ現在の順位表】
→1 ソフトバンク 50試合29勝20敗1分
→2 楽天 50試合27勝21敗2分 1.5
→3 ロッテ 50試合27勝22敗1分 0.5
→4 日本ハム 50試合24勝24敗2分 2.5
→5 西武 48試合20勝26敗2分 3.0
→6 オリックス 50試合16勝30敗4分 4.0

【第9週パ・リーグ】
1 ソフトバンク 5勝1敗0分
2 ロッテ 4勝2敗0分
3 楽天 3勝2敗1分
4 西武 2勝3敗1分
5 日本ハム 2勝4敗0分
5 オリックス 1勝5敗0分

第9週のパ・リーグではソフトバンクが5勝1敗で首位をがっちりキープ。楽天も3勝2敗1分けと勝ち越したが2位に降格し首位とのゲーム差は1.5に。ロッテは4勝2敗と好調で2位楽天に0.5差と迫った。リーグ3連覇を狙う西武は負け越して5位のままと厳しい状況に。オリックスはわずか1勝と開幕から波に乗れない状況が続いている。

日本ハム・中田翔(左)とオリックス・吉田正尚【写真:石川加奈子、荒川祐史】

西武のメヒアが5本塁打、日本ハムの中田も4本塁打13打点と爆発

【第9週パ週間ベストナイン】
先発 有原航平(日本ハム)
救援 嘉弥真新也(ソフトバンク)
捕手 森友哉(西武)
一塁 メヒア(西武)
二塁 浅村栄斗(楽天)
三塁 鈴木大地(楽天)
遊撃 茂木栄五郎(楽天)
左翼 近藤健介(日本ハム)
中堅 柳田悠岐(ソフトバンク)
右翼 吉田正尚(オリックス)
指名 中田翔(日本ハム)

最下位オリックスの中で奮闘しているのは吉田正。本塁打こそなかったが19打数10安打と大当たりで打率.526、4打点、0三振と圧巻の成績を残した。開幕2軍だった西武のメヒアは週間トップの5本塁打を放ち23打数9安打の打率.391、8打点と復活。

日本ハムの中田は21打数9安打の打率.429、4本塁打、週間トップの13打点をマークし主砲の役割を果たした。シーズン通算でも17本塁打、57打点はリーグ2冠と絶好調だ。近藤も16日のロッテ戦こそ無安打だったが4試合でマルチを記録するなど23打数11安打の打率.478、2打点と安打を量産した。

打率.377でリーグ首位打者をキープするソフトバンクの柳田は週間で24打数9安打の打率.375、3本塁打、8打点と勢いは止まらない。楽天勢も鈴木大が25打数11安打の打率.440、茂木が28打数12安打、打率.429と強力打線を牽引している。

先発部門では日本ハムの有原が15日のロッテ戦で7回4安打無失点の好投。ここまで不振だったエースが復調の気配を見せた。ホークスの嘉弥真は3試合に登板し2イニング、打者6人を無安打無四球2奪三振の無失点、1勝2ホールドと好投した。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2