UEFAチャンピオンズリーグ決勝が行われ、ポルトガルのエスタディオ・ダ・ルスでバイエルン・ミュンヘンとパリ・サンジェルマンが激突した。
【CL】PSG初優勝か、バイエルン6度目の戴冠か…最高のフィナーレを迎えるのは? 〜決勝プレビュー〜
ドイツ王者とフランス王者によって実現した頂上決戦。6度目の優勝かクラブ史上初のCL制覇か、様々な思いが交錯するファイナルは両チームほぼベストの布陣で臨んだ。序盤チャンスを創ったのはPSG。キリアン・エムバペを中心に前線の選手がスペースに効果的なランを見せてゴールに迫る。対するバイエルンもワンプレーで流れを変えるプレイヤーが揃い、22分にはロベルト・レバンドフスキがポスト直撃の惜しいシュートを放つ。PSGがやや優位に進めるも、どちらにゴールが生まれてもおかしくない状況で試合を折り返す。
エンドが変わった後半では、バイエルンが細かいパス回しでボールを支配する。すると59分にセルジュ・ニャブリが送ったクロスをトーマス・ミュラーが後方に落とし、ヨシュア・キミッヒがペナルティエリア手前の右から浮き球のパスを供給。PSG下部組織出身のキングスレー・コマンがスタメン起用に応えるヘディング弾を沈め、バイエルンが値千金の先制点をゲットする。
【CL】悲願の初制覇を目指すPSG エムバペ「フランスのサッカー史に名を刻む」
ついにスコアが動く中、PSGが同点に追い付こうと必死の反撃を見せる。前線のみならずマルキーニョスも攻撃参加し、さらにユリアン・ドラクスラーやマキシム・シュポ=モティングも投入して、持てるすべての戦力を総動員しゴールを狙う。それでも、守護神マヌエル・ノイアーを中心に最後までバイエルンがゴールを守り切りタイムアップ。1-0でバイエルンが接戦を制し、前身を含め通算6度目のCL制覇で今シーズン三冠を達成した。