ハゼ釣りが面白くなる! ハゼクランク18種の使い分け方を決定版でご紹介!

ハゼをルアーで釣る「ハゼクランク」が全国各地で盛り上がっています! となるとやっぱり気になるのはどんなルアーが釣れるのか、ですよね? ルアマガプラスが厳選したイチオシハゼ釣り用クランクベイトを一挙公開。それぞれ実際に泳がしてきたので、その感想も合わせて御覧ください!

与太話的ハゼクランク入門シリーズもあります↓

釣れるハゼクランクの選び方

ハゼをルアーで釣狙う「ハゼクランク」では、クランクベイトタイプのルアーが一般的です。

そしてよく釣れるルアーというのはもちろんシチュエーションやフィールドによりけりではありますが、主に下記の要素が挙げられます。

・ハゼのいるレンジ(=ボトム)に十分潜らせることができる
・根がかりせずに攻められる
・サイズ感やアクションの強さ

深い場所に投げるのならよく潜るルアーを選ぶ必要があるし、場合によってはシンキングモデルの出番かもしれません。

逆に浅い場所では根がかりの回避を優先し、あまり潜らないモデルのほうがテンポよくさぐれたりもします。

水が濁っていればアクションの強いルアーが効率的ですし、人の多いフィールドでプレッシャーが高そうであれば弱いアクションのルアーのほうが確実かもしれません。

そして何よりこれらのシチュエーションは、フィールドで刻々と変化していたりもします。

この後に続くハゼクランクたちを参考に、状況に応じた最適なルアーを選べれば釣果も上向くかもしれません!

アムズデザイン

アイマテトラ モノ ハゼクラチューン

急潜航はしにくいがその分遠投性能が高く、100cm近く潜らせることが可能。ブリブリ泳ぐが波動は細かく、スロー~デッドスローリトリーブまで対応。かなりオールマイティだが、シルエットが大きいため、小型のハゼは釣りにくいか。アシストフックが長いため、エビに注意。

ジャッカル

エッグナッツ

ジャッカルが2019年にリリースした最新作。ファットボディにワイドリップと強いアクションかと思いきや、以外にもその動きは繊細。早巻きでも動きが破綻しにくいため、ボトムは即座にとれるだろう。潜行深度は最大で80cmほど。初心者にも勧めできるスペックだ。

DAIWA

ハゼイモラ

細かい波動のアクションだが、比較的動きは大きいため、スローリトリーブを意識して使いたい。狙える水深は60cm前後。ルアー単体のアクションとしてはもちろん優秀だが、テールのワンタッチハリスどめにハリスをつけてエサを使えば釣果は堅いはず!

ハゼクランクMR

よく飛び、強すぎず弱すぎない波動は広範囲を探るのに向いている。標準装備のケイムラ加工が施されたフックもハゼの興味をひきやすく、期待度は高い。このルアーのダウンサイジング版「ハゼクランクジュニア」も汎用性が高くおススメ。

デュオ

クラクラ フローティング

対応水深は60~80cm前後と標準的。波動は中間的だがよく動くのでデッドスローリトリーブが最適解。早巻きで急潜航させて、ボトムをデッドスローリトリーブで探るオーソドックスな釣りがしやすいスペックだ。フックのスレッドはバイトマーカー的役割で食性バイトを誘えそう。

クラクラ シンキング

シンキング速度が速く、ピンスポットを素早く狙っていくときに効果的。リトリーブ速度の対応幅も広いので、ハゼのコンディションに関わらず活躍してくれる。ただし沈みやすいことは根掛かりのしやすさにもつながりかねないため、注意したい。

バスデイジャパン

はぜ玉

動きの質は強すぎず、弱すぎずの中間的なアクション。水深60cm程度を狙うのに最適。リトリーブ速度の対応幅も広く、デッドスロー~スローよりもちょっと早く引いてもOK。ただし、特徴的なフックは根掛かりやゴミを拾いやすい点に注意したい。

はぜむしSS

形状の関係上、キャスト距離はあまり稼げないがシンキングタイプのため、かなり深い場所やピンスポットを狙える。早く動かすとアクションしすぎるため、デッドスローでネチネチと狙うのに最適。はぜ玉同様、フックの取り扱いには注意。

ムカイ

トレモブラス

ワイドアクションでブリブリ泳ぐ。リトリーブ速度が速いとアクションが強すぎてしまうため、デッドスローリトリーブで使うのがおススメ。対応水深はかなり浅く、20cm程度が最適。足元をショートキャストで釣っていくのにうってつけだ。ブラスラトル内蔵。

エドハゼSP

ボディサイズはコンパクトなものの、動きは大きめ。スローリトリーブから少し速めくらいのリトリーブ速度が有効。素早く動かしてどんどん拾っていけるので、ハゼが高活性な時に投入したい。狙える水深も60~80cm程度と汎用性も高い。

エドハゼ ディープスペック35DR

空気抵抗がやや大きいためボリュームの割には飛ばないが、潜行深度は120cm近くとかなり深いエリアまで狙うことが可能。動きはかなりワイドでリトリーブ速度が速いと動きが破綻しやすいためデッドスローリトリーブを推奨。ピンスポットを狙う時に使いたい。

ラッキークラフト✕ファイブコア

ハゼアンフェア35Fベル

非常に細かい波動を出すローアピール系で、サイズが小さめのハゼでも口を使わせられる。ロングキャスト性能は今一歩だが、潜行深度が40cm程度と浅いため、波打ち際や足元を狙うことを考えると十分。デッドスローでもよく動く。愛用者が多いのもうなずける逸品。

ディープクラピーSFTベル

ボディサイズもあるため、飛距離は抜群。リップも大きいので潜行深度はかなり深く、80cm程度までは狙えそうなのでブレイクライン攻略にも対応。動きはかなりワイドなため、デッドスローリトリーブを推奨。シルエットやアクションの質の関係で大型個体狙いにも。

マイクロクラピーDR

同社のハゼアンフェアよりも若干強いアクション。あまり深くは潜らず、早巻きではバランスを崩すため急潜航もしにい。そのため、浅場を狙うのに最適。また、デッドスローリトリーブでもしっかりと泳いでアピールさせられる。

ロブルアー

アルトワークス

波動がかなり細かく、ハゼのコンディションが悪い時にも使いやすい。サイズの割にはよく飛び、30~60cm程度の水深を狙うのにうってつけ。デッドスローリトリーブで使えばサイズを問わずハゼの反応を得やすいため、初心者にもおススメ。

アルトボア

同シリーズのアルトワークスよりもよく潜り、よく動く。動きは少し派手系で癖があるため、しっかりとアイチューンをする必要がある。根掛かりの回避性能に優れており、ゴロタ場などをゆっくりと狙うのにも最適。

バービーR

100cm程潜るため、ブレイクラインを狙いたい時に活躍する。急潜航な点を活かしたピンスポット狙いにもおススメ。動きの質やアクションの強さ的には、大型狙いにもいい。動きは破綻しやすいので、デッドスローリトリーブがおススメ。

モストバービー

ボディ・リップ共に巨大でよく飛び、よく潜る。アクションもかなり強く、デッドスローリトリーブでないとハゼの反応は得にくいだろう。フローティングタイプでありながら、水深150cmほどまで潜るので、深場狙いでは唯一無二の活躍が期待できる。

付録:18ルアーのアクション&対応水深早見表

今回紹介した18種類のルアーをルアマガ+的解釈の元、アクション&対応水深早見表を作成しました。
多分に主観が含まれはしますが、参考になれば幸いです!

[ アルバムはこちら ]

関連記事はコチラ

© 株式会社 内外出版社