マーリンズが2件のトレード マーテイを獲得、ビヤーを放出

ポストシーズン進出を狙える位置につけているマーリンズが2件のトレードを成立させた。ダイヤモンドバックスへ3選手を放出してスターリング・マーテイを獲得。その一方で、ブルージェイズへジョナサン・ビヤーを放出した。

マーテイは今年1月にパイレーツからダイヤモンドバックスにトレードされたばかり。今季は33試合に出場して打率.311、2本塁打、14打点、5盗塁、OPS.827をマークしている。来季の契約は年俸1250万ドルの球団オプションまたはバイアウト100万ドルとなっているが、ダイヤモンドバックスにはオプション行使の意思がなく、トレードでの放出という形になった。

マーテイの交換要員としてダイヤモンドバックスに移籍するのは、左腕ケイレブ・スミス、右腕ウンベルト・メヒア、後日指名選手の3人であることが報じられている。スミスは昨季28試合に先発して10勝11敗、防御率4.52、168奪三振とブレイクを遂げたが、今季はここまで1試合に先発しただけ。日本時間8月5日に故障者リスト入りしているが、理由は公表されていない。

ビヤーは昨年12月のトレードでオリオールズからマーリンズに加入。今季は29試合に出場して打率.272、2本塁打、9打点、9盗塁、OPS.688をマークしている。内外野の様々なポジションを守ることができるビヤーだが、ブルージェイズは正遊撃手のボー・ビシェットが故障で戦列を離れているため、新天地では遊撃手としての起用が多くなるかもしれない。ビヤーは今季終了後にフリーエージェントとなる。なお、マーリンズが獲得する交換要員は今のところ明らかになっていない。

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