学校給食センター 新たに2カ所設置へ 長崎市

 長崎市教委は市議会教育厚生委で、市立小中学校の学校給食センターを市中部の川平町と、市南部の香焼町にそれぞれ新設する考えを示した。供用開始は早くて5~6年後の見通し。2022年1月の供用開始が決まっている市北部の学校給食センターと合わせ、離島の高島と池島を除く全ての市立小中学校を計3カ所の給食センターでカバーする。
 現在、各校の給食室などで調理しているが、施設が老朽化し、食物アレルギーに十分対応できていない所もある。市教委は課題解決に向け、市内3カ所に学校給食センターを整備する方針をこれまで示していた。
 3月に閉校した川平小跡地に整備する川平町のセンターでは44校分の約1万2千食、市有地に設ける香焼町のセンターでは27校分の約4千食を調理する。市北部の豊洋台2丁目に整備する「市三重学校給食センター」(仮称)では30校分の約8千食を調理する。

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