ロベルト・クレメンテ・デー ダルビッシュも背番号「21」でプレー

日本時間9月10日、メジャーリーグでは名選手ロベルト・クレメンテの功績を称え、19度目のロベルト・クレメンテ・デーが行われている。クレメンテが現役時代に在籍したパイレーツでは選手・コーチ全員が背番号「21」のユニフォームを着用。それ以外のチームでもプエルトリコ出身の選手らが背番号「21」のユニフォームでプレーしている。

背番号「21」のユニフォームを着用しているプエルトリコ出身の選手はハビアー・バイエズ(カブス)、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)、カルロス・コレア(アストロズ)、マーティン・マルドナード(アストロズ)、エドウィン・ディアス(メッツ)、キケ・ヘルナンデス(ドジャース)、ジョー・ヒメネス(タイガース)、クリスチャン・バスケス(レッドソックス)といった顔ぶれ。ヤディアー・モリーナ(カージナルス)は今日試合がないため、明日の試合で「21」を着用する予定となっている。

これ以外にも背番号「21」でプレーすることを希望した選手・コーチがおり、球団がユニフォームを準備できるのであれば「21」を着用することが許可されている。本拠地リグリー・フィールドのレッズ戦に先発しているダルビッシュ有(カブス)も背番号「21」のユニフォームを着用しており、「21」でプレーすることを希望したものとみられる。

クレメンテはメジャーデビュー前の1954年11月にドジャースからパイレーツへ移籍し、メジャー昇格後は18年間パイレーツ一筋でプレー。通算2433試合に出場し、3000安打、打率.317、240本塁打、オールスター・ゲーム選出15度、ゴールドグラブ賞12度、首位打者4度、1966年MVP、ワールドシリーズ制覇2度、1971年ワールドシリーズMVPなど輝かしい実績を残した。

1972年12月にニカラグアで発生した地震の支援活動へ向かう際、飛行機が墜落して38歳で事故死。特例として翌1973年3月にアメリカ野球殿堂入りが決定した。慈善活動などに積極的に取り組んだ選手に贈られるロベルト・クレメンテ賞はメジャーリーガーたちにとってMVPに匹敵するほどの名誉ある賞となっている。

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