女性の絆で子ども守る 県内23団体 ひまわりプロジェクト発足

両手で輪を作り、発会を祝う関係者=県庁

 長崎県内23の女性団体が連携し、子どもと子育て家庭を見守る「子どもを守る長崎ひまわりプロジェクト」(西山智子会長)の連携協定締結・発会式が10日、県庁であった。関係者約90人が地域活動を通じて子どもの健全育成を支えていくことを誓った。
 同プロジェクトは県地域婦人団体連絡協議会や県更生保護女性連盟などが呼び掛け、計23団体延べ約12万人が参加。事務局によると、同様の取り組みは全国初という。
 式典で西山会長は「女性の絆を深め、しなやかで温かく子どもの笑顔を包み込む社会をつくっていきたい」とあいさつ。中村法道知事は「子どもは将来の希望であり宝。子育てしやすい県を目指し、全力を注ぐ」と祝辞。出席者はシンボルカラーの黄色いスカーフを手に、キャッチコピーにある「いのちの輪」を両手で表現して発会を祝った。
 今後の活動として会員の自宅などにヒマワリを植えるほか、各団体が地域での見守りや声掛け運動などに取り組む。来年2月に活動報告会を予定している。

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