13日(日)は、前線や低気圧、また上空の寒気の影響で広い範囲で不安定な天気となりそうだ。各地で急な雨や雷雨に注意が必要で、局地的には非常に激しい雨の降るおそれがある。
また、西日本や東日本では厳しい暑さの所も多くなる見込みで、熱中症にも注意が必要だ。
天気急変に注意
13日は、日本海にある低気圧からのびる前線が本州付近を通過し、低気圧や前線にむかって暖かく湿った空気が流れ込んでいる。
また、東日本を中心に上空には寒気が次第に流れ込むため、大気の状態が不安定になりそうだ。晴れ間が出ている所でも、急に強い雨や雷雨になるおそれがあり、東日本や北日本を中心に局地的には非常に激しい雨の降るおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。
落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。また、降ひょうのおそれもあり、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。
東京はふたたび30℃予想
日中の気温は、平年より高い所が多く、西日本や東日本では太平洋側を中心に30℃前後まであがる見込み。特に、関東では、昼間も涼しく感じられた土曜日より2℃から5℃前後と、大幅に高くなりそうだ。日ざしが少ない時間でも油断せずに、水分をこまめにとるなどの熱中症対策を心掛けたい。
一方、北海道では涼しい空気に覆われて、札幌の最高気温は18℃と、10月上旬並みとなる見込み。昼間も少し肌寒いくらいになるため、服装選びなどに注意したい。
(気象予報士・佐々木聡美)