長崎市民早朝野球 Aクラス ビースト初優勝 Bクラス ロードアンドスカイ制す

 第62回長崎市民早朝野球大会(長崎市民早朝野球協会、長崎市、長崎新聞社、NBC長崎放送主催、長崎市教委後援)最終日は13日、長崎市総合運動公園かきどまり野球場でA、Bクラスの決勝が行われ、Aクラスはビーストがアミューズメッツに2-1で競り勝って初優勝を飾った。Bクラスはロードアンドスカイがゲッツを4-1で下して初の頂点に立った。
 Aクラス決勝は、ビーストが0-1の四回、松尾徹の左前打と松尾祐の犠打で好機をつくると、松尾優が右中間に同点三塁打。五回に押し出し四球で決勝点を挙げた。投げては先発右腕の鶴が被安打1で完投した。
 既に全日程を終了していたCクラスは京寿司、マスターズは哲球会、シニアは坂本小スーパースターズSが優勝。個人賞の平井清光賞(最高殊勲選手賞)はビーストの松尾優平が受賞した。
 コロナ禍による開閉会式中止や大会の中断、相次ぐ出場辞退もありながら全日程を終了。白濱重晴大会会長は「チームの感染症対策をはじめ、審判団、運営スタッフの方々にも大変なご苦労をいただいた。来年は好きな野球が楽しんでできる例年通りの大会が開催できることを皆さんとともに祈念したい」とコメントした。



ひと言

 ◆ビースト・西村学監督 スポーツはいい。好きなことでストレス発散して、また頑張ろうとなれる。練習や試合だけではなく、プライベートでも相談できる間柄。野球人口が減っている中、これからも輪を広げていきたい。

Aクラスで初優勝を飾ったビースト

 ◆ロードアンドスカイ・松元志朗代表 25年連続で出場して、いろんなクラスでやってきたが、今回が初優勝。気の合う仲間と一緒に、勝ち負けよりも笑顔とチームワークをモットーにしてきた。今後も、それは変わることはない。

Bクラス優勝のロードアンドスカイ

 ◆京寿司・西本貴之監督 例年と違って何とも言えないが、他の大会が中止になった中、最後までさせていただいて感謝。目標達成に向けて、よく頑張った。来年からBクラスでも優勝できるように、個人個人が万全な状態で臨みたい。

Cクラス優勝の京寿司

 ◆哲球会・三好良二監督 社会的にもチーム内でもいろんなことがあった中、結束できた。年齢を重ねて接戦も増えたけど…。野球だけじゃなくて、いろんな場面で感染症対策をして、来年もしっかり開催できれば。2連覇を目指す。

マスターズ優勝の哲球会

 ◆坂本小スーパースターズS・徳本洋監督 (2勝同士の2位との直接対決の成績による優勝)厳しいとも思ったが、諦めず最後まで戦えた。いつもの練習のたまもの。おかげさまで病気知らず。病気になる暇がない。3連覇へ頑張る。

シニア優勝の坂本小スーパースターズS

 ◇個人賞 ▽平井清光賞(最高殊勲選手賞) 松尾優平(ビースト)▽優秀選手賞 佐々木渉(ビースト)濱田武樹(ロードアンドスカイ)島田航輔(京寿司)森口尚次(哲球会)古場修(坂本小スーパースターズS)▽敢闘選手賞 上村亮介(アミューズメッツ)金子大晃(ゲッツ)山本航希(リコージャパン長崎)小林和正(西城ジョリージョーカーズM)井手敏文(長崎マリンマスターズ)▽打撃賞 塚元瞭人(アミューズメッツ)▽最優秀監督賞 西村学(ビースト)

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