災害見舞金を増額 避難転居世帯10万円に 初の見直し

 佐世保市は16日、7月の記録的大雨の際、市内で大規模な地滑り被害などが発生したのを受け、災害の影響で避難した市民に支給する見舞金を増額したことを明らかにした。
 永田秀人議員(市民ク)の一般質問に中西あけみ市民生活部長が答えた。
 市市民安全安心課によると、1994年、避難に関する見舞金制度を創設。物価の上昇などに対応するため、今回初めて見直した。避難で転居した世帯への見舞金を7万円から10万円に増額するなどした。地滑りや市道のひび割れによる警戒区域の設定で避難を強いられた小川内町や御船町の住民にも支給した。
 同部長は、県市長会が今月下旬以降、被災者の生活再建を支援する本県独自の制度の創設を県に要望する予定だと報告した。

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