ヴォクシー&セレナには下取りでも勝てない!? ステップワゴンの残価をチェック

ホンダ ステップワゴン スパーダ 先代モデル(旧型)

今とは立場が逆!? 初代は独壇場だった

設備の問題や経済的な問題もあり、アコードをベースに作られた初代オデッセィ。蓋を開けてみれば大ウケし、背の低いミニバン市場を創出した歴史的な一台だ, エスクードやRAV4といったシティ派SUVが大流行していた頃、ホンダには戦える武器がなかった。そこでシビックをベースに作られたのが初代CR-Vであった。コラムシフトやウォークスルーといったSUVの常識を打ち破った傑作
設備の問題や経済的な問題もあり、アコードをベースに作られた初代オデッセィ。蓋を開けてみれば大ウケし、背の低いミニバン市場を創出した歴史的な一台だ, エスクードやRAV4といったシティ派SUVが大流行していた頃、ホンダには戦える武器がなかった。そこでシビックをベースに作られたのが初代CR-Vであった。コラムシフトやウォークスルーといったSUVの常識を打ち破った傑作

オデッセィやCR-Vといったいわゆるホンダのクリエイティブムーバー作戦の第3弾として1996年にデビューした初代ステップワゴン。オデッセィに続いてステップワゴンもそれまでの商用車ベースのミニバンとは打って変わって、乗用車をベースとしており、普通のクルマ感覚で運転できるとあって大ヒット。

当時ライバル車種はセレナ(バネットセレナ、のちにセレナ)とノア(ライトエースノア/タウンエースノア)であったが、それらに大きく差をつけるほどの人気っぷりであった。現在はトヨタのノア三兄弟やセレナに押され気味ではあるが、これまで150万台以上を売り上げたホンダを代表する1台だ。

そんな現行ステップワゴンの下取り価格はどの程度のものなのか? 今回は2017年9月に行ったマイナーチェンジ前のスパーダにフォーカスして、今の価値をご紹介する。

ライバルより低い……残価6割弱!

今回はよりリアルな情報をお届けすべく、走行距離5〜10万キロの個体に絞って見ていく。

当初は1.5Lターボのみというエンジンラインアップであったが、2017年のビッグマイチェンで念願のハイブリッドモデルを追加。走りはイイがライバルよりも燃費がネガとなって販売は振るわなかったという。わくわくゲートなる縦にも横にも開くリヤゲートはかなり便利なのだが……

売れ線グレードであった2015年式のスパーダ クールスピリットは走行距離5〜6万キロの個体で160〜170万円で取引されている。

新車当時の価格が289万円だったことから、現在でも約59%の価値が残っている計算になる。

同条件でベースグレードのスパーダを見てみると140〜150万円とクールスピリットに比べると少々値が落ちてしまうイメージだ。こちらは新車価格が272万円であったため、現在の価値は55%という計算に。

加えて10万キロ以上の過走行車両はというと、12〜14万キロの個体で70〜80万円で買い取られてるという。

まだまだモデルチェンジのウワサもないため、当面は現行モデルの販売を継続するハズ。それだけに、後期モデルに乗り換えるのも手かもしれない。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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