9年ぶりに復活のF1トルコGP、6時間で4万枚のチケットを販売。主催者は10万人の入場を想定

 F1トルコGP主催者は今週、11月15日にイスタンブール・パークで行われるレースのチケットが6時間で4万枚販売されたと発表した。

 トルコGPの開催は、2011年以来9年ぶりとなる。ムジェロ、ニュルブルクリンク、ポルティマオ、イモラなどとともに、新型コロナウイルスのパンデミックによる混乱のなか再編された2020年のF1世界選手権のスケジュールに加わったラウンドのひとつだ。

 イベント主催者であるインターシティが明らかにしたところによると、10万人もしくはイスタンブール・パークの収容人数半分の観客がレースデーに訪れることを期待しているという。

 販売は好調なスタートを切り、今週初めに一般入場チケット4万枚が6時間のうちに販売された。トルコのレースファンたちは、30トルコリラ、もしくは3ユーロ少し(約373円)の特売価格のチケットを手に入れようと先を争っていたのだ。

「通常の状況であれば、我々は22万席を満席にしようとするところだが、新型コロナウイルスのせいでそれは不可能だ」とインターシティのチェアマンであるブラル・アクは語った。

「我々の前には、この主催者組織にはオーナーがいなかった。我々はF1について情熱と熱意を持っており、グランプリの運営を成功させることができる。だがCOVID-19のこともある」

「我々が観客数を10万人に抑えようとしているのはそれが理由だ」

 しかしながら、インターシティはトルコの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する衛生状況を注意深く監視しており、念のため緊急時の対応策を提出している。

「いかなる状況についても準備をしなければならない。今日よりも感染状況が悪化した場合、レースを無観客試合にする可能性もある」

「しかし我々はこのコースの収容規模を認識している。およそ22万人の観客がグランドスタンドやオープンエリアでレースを観ることができる」

「現時点で安全上の理由から数カ所のセクションを閉鎖すれば、10万人の観客がソーシャルディスタンスのルールに従ってレースを観戦できるのだ」

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