「SDGs」をカードゲームで体験 27日、西海で開催

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)の視点を取り入れたまちづくりを、カードゲームで体験する会が27日、西海市西彼町の西彼農村環境改善センターで開かれる。
 SDGsは2015年の国連サミットで採択。経済成長や環境保全、インフラ整備など17の目標で30年までの達成を目指している。体験会は通信制高校、精華学園高校アイランド校(西海市)が開催。担当の長谷川星香さん(31)は「身の回りの出来事とSDGsが結び付くきっかけになれば」と参加を呼び掛ける。
 ゲームは、各種事業者などの市民役に扮(ふん)する参加者が与えられた資金や資源を使い、対話を重ねながら「まちづくり」を進める。講師を務めるヒューマングループ(佐世保市)の専務取締役、内海梨恵子さん(41)は「SDGsは遠い世界の話と捉えられがちだが、実は身近な問題。自分の未来を自分で作れることを感じてほしい」と話した。
 対象は中学生以上。参加費は高校生以下500円。一般千円。定員30人で25日締め切り。申し込みは精華学園高校アイランド校(0959.33.9013)。

 


© 株式会社長崎新聞社