全県立高生にPC 2021年4月以降に配備 長崎県議会文教厚生委

 定例長崎県議会は25日、総務、文教厚生、環境生活建設、農水経済の4常任委員会が始まった。県教委は文教厚生委で、すべての県立高56校(通信制除く)の生徒と教員用に配備予定のパソコン端末について、来年4月以降に順次導入していくと報告した。
 県は本年度一般会計補正予算案に、生徒約2万4千人分、教員ら約2200人分の計約2万6千台分の整備費約16億6千万円を盛り込んでいる。生徒1人に1台の端末を配備し、情報通信能力の向上や、休校時の自宅学習へ活用する方針。
 県教委が示したスケジュールによると、今議会で予算案が可決された後、12月に端末の入札と仮契約を実施する。本契約は来年3月中旬になる見通しで、端末は4月以降、各校に順次配備される予定。1学期中には全校への配備を終える見込みという。
 県教委高校教育課は「パソコンを活用した授業へ円滑に移行できるよう、本年度は教員研修に力を注いでいく」としている。

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