ドイツ・ボロコプターが、空飛ぶタクシーの先行予約を開始

Volocopter(ボロコプター)は16日、世界初となる空飛ぶタクシーの先行予約を開始すると発表した。

ボロコプターはドイツを拠点とする都市航空モビリティ(Urban Air Mobility:UAM)サービスを提供している企業。空飛ぶクルマ(eVTOL)に注力している航空宇宙企業として唯一、欧州航空安全機関から設計組織承認(Design Organization Approval :DOA)を取得している。

今回発表した先行予約は、VoloFirst(ボロファースト)と名付けられている。料金は300ユーロ(約37,000円)、内10%の30ユーロ(約3,700円)が予約手数料となる。先行予約は1,000件限定で商用リリース後の12カ月以内に実施。約15分間の飛行を予定している。

ボロコプターの最高商務責任者(CCO)であるChristian Bauer(クリスチャン・バウアー)氏は以下のように話している。

「エアタクシーの最終認証はまだ保留中だが、今後2〜3年で商用VoloCityフライトを開始するための詳細で現実的なタイムラインがある。さらに、今予約している人は、私たちの進捗状況と商業立ち上げ計画に関する最新の情報を受け取ることができる。」

なおボロコプターには三井住友海上保険グループやトランスリンクキャピタルなども投資している。トランスリンクキャピタルは、JALの立ち上げたコーポレート・ベンチャーキャピタルファンド「Japan Airlines Innovation Fund」、SOMPOホールディングスの立ち上げたコーポレート・ベンチャーキャピタルファンド「TransLink Capital Partners (SOMPO) I, L.P. 」の運営を担当している。

(出典:volocopter Webサイトより)

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