イノシシ肉メニュー考案 あすから「ジビエフェア」 平戸の飲食店6店で提供

「ラ・バレンヌ」が提供するイノシシ肉のハンバーグ=平戸市

 長崎県平戸市内の飲食店6店が地元で捕獲されたイノシシ肉を使った料理を考案し、10月1日に始まる「HIRADOジビエフェア」で提供する。毎週日曜日は「平戸いのししの日」として割安価格にする。来年3月末まで。
 同フェアは、市鳥獣被害防止対策協議会と、イノシシ肉出荷を手掛けるIMFホールディング平戸事業所が企画。新型コロナウイルス収束後を見据え、平戸独自の豊かで健康的な食文化の創出を目指す。
 フェアには、平戸料飲業組合加盟の「ラ・バレンヌ」「紺や亭」「エビス亭」「チャックワゴン・エビス亭」「グリーンテラス」「ビブラビ」が参加。パスタ、ソーセージ、しゃぶしゃぶなど、各店が個性的なメニューを考案した。ハンバーグを提供する「ラ・バレンヌ」(岩の上町)の松永有茂子オーナーは「イノシシと聞くだけで敬遠する人も多いと思うが、脂がまろやか。ぜひ、味わって」とアピールしている。
 イノシシ肉を提供する同社平戸事業所は血抜きなど迅速な処理を施して、独特の臭みを取り、首都圏などに出荷。「肉、脂とも良質。毎月1回、保健所の検査も受けており、安全性にも問題ない」という。
 専用ホームページ(http://nagasaki-hirado.net/hirado-gibier.html)。問い合わせは同事業所内フェア事務局(電090.7580.4626)。

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