10月スタートのきょう（木）は、西日本は秋晴れとなる。東日本は午前中は雨でも午後は天気が回復に向かい、名月を見られる所が多くなりそうだ。ただ、北日本は午後から不安定な天気となる見込み。関東ではきのう（水）の陽気が一転して、朝からほとんど上がらず昼間も20℃くらいとなりそうだ。服装選びや体調管理に注意が必要となる。

西日本は秋晴れ　東日本の雨は午前中が中心

　きょう（木）は、西から秋の高気圧に覆われるため、西日本は朝から晴れる所が多くなる。

　東日本や北日本は低気圧や上空の寒気の影響で、雨の降る所がある見込み。

　東日本は午前中を中心に雨が降りやすいが、午後は次第に天気が回復に向かい、東海や北陸では次第に晴れ間の戻る所もありそうだ。北日本は午後は不安定な天気となり、雨雲がかかりやすく、雷を伴って雨脚の強まる所もある見込み。

　関東も夜は晴れてくる所が多くなりそうだ。

中秋の名月　各地で月見日和も北海道は雲隠れ

　中秋の名月の今夜、沖縄や西日本、東日本は晴れて、きれいな月を見られる所が多い見通し。

　ただ、北日本も夜になると東北の一部で天気が回復に向かうが、雲が取れにくく、名月が雲に隠れてしまう「無月」や雨の中での「雨月」となる所が多くなりそうだ。

西日本　日中は秋の陽気　関東は気温差に注意

　日中の気温は、西日本ではきのう（水）より高く、27℃前後とカラッとした秋の陽気となる見込み。一方、東日本や北日本はきのうより低く、関東や東北の太平洋側は朝からほとんど上がらず肌寒い一日になりそうだ。東京の最高気温は21℃と、きのうより5℃くらい低く、10月中旬並みで昼間もひんやりと感じられそうだ。体調管理に注意が必要となる。

　また、日中は晴れて過ごしやすい所も、一日の気温差が大きい時季であるため、外で月を眺める際は、羽織るものを用意するなど服装に気をつけたい。

（気象予報士・及川藍）