国勢調査員証と腕章を紛失 長崎県内6件目

 長崎県は30日、長崎市の国勢調査員1人が23日に同市内で国勢調査員証と腕章を紛失したと発表した。県内で同様の紛失は6件目。
 県統計課によると、調査員は23日、首掛けの調査員証に腕章を安全ピンで付けて複数世帯を訪問。24日に紛失に気付いたという。
 国勢調査は30日までに調査票の各戸配布を終え、7日までが回収期間となる。これまで長崎、平戸、大村の3市で調査員証や調査票などの紛失が発生。県統計課は再発防止のため、各市町担当課に管理徹底を求め、4件の紛失が発生した長崎市は各調査員に注意喚起文を郵送する。
 同課は個人情報などを聞き出す「かたり調査」に悪用される恐れがあるとして、「調査員が訪問した際には調査員証(顔写真付き)と腕章の確認をしてほしい。不審な点があれば各市町の担当課などに連絡を」と注意を呼び掛けている。

 


© 株式会社長崎新聞社