ビブリオバトル・オブ・ザ・イヤー NBCラジオ番組が優秀賞 長崎の団体代表 本田さん新人賞

ラジオ番組が優秀賞に選ばれ喜びを語る村山アナウンサー=長崎市、NBC長崎放送

 ビブリオバトル普及委員会(東京)のビブリオバトル・オブ・ザ・イヤーで、大賞候補の優秀賞にNBC長崎放送(長崎市)のラジオ番組「ラジオDEビブリオバトル」、新規会員の功績をたたえる新人賞に本県の若者らでつくる団体「ビブリオバトル長崎もいもい」代表の本田美織さん(18)=同市在住=が、それぞれ選ばれた。
 ビブリオバトルは、お薦め本を紹介し合い、聴衆が最も読みたい1冊を投票する。同イヤーは、特色ある活動を続ける個人や団体を表彰するため2016年に創設。昨年度は佐世保市立図書館が大賞を受賞した。
 本年度は市民団体や図書館など45の個人・団体から応募があり、優秀賞に3件、新人賞に7件が選ばれた。優秀賞から大賞を選ぶ投票は今月末まで、同イヤーのホームページ(http://bibliobattle-award2020.mystrikingly.com/)で実施中。
 同番組(毎週金曜午後9時15分~同時30分)は19年10月のスタート以来、高校生のビブリオバトルなどを放送。審査では番組に参加した高校生らが卒業後、ビブリオバトルのサークルを結成するなど番組の波及効果も評価されたという。本田さんは、大阪府の団体とコラボレーションしたオンラインでのビブリオバトルなどが注目された。
 同番組の司会を務める村山仁志アナウンサー(52)は「番組に関わってくれた高校生やリスナーの応援のおかげ」、本田さんは「高校1年からあこがれていた賞だったのでうれしい」と喜びを語った。

 


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