長崎県平戸市が10月から実施しているバス路線の再編、ダイヤ見直しに伴い導入した、予約制区域運行事業の開始式が2日、同市津吉町の津吉交流会館であった。
同市は、公共交通再編実施計画に基づき、乗客が少ない中部と南部のバス路線を、民間から市の直営に切り替えたほか、路線の改廃も行った。南部の津吉地区、中津良地区で導入した同事業は津吉地区まちづくり運営協議会に委託した。
開始式には15人が出席し、神事で安全運行を祈願した。市は新規購入した車両を同協議会に貸与。同協議会の立石学会長は「地域の足として事故のないよう努める」と決意を述べた。
また、同市志々伎地区では、市立志々伎小の下校時間に合わせた路線バスがなくなった。この見直しを受け、志々伎地区まちづくり運営協議会が、市の委託を受けて1日2便、同小校区南部の二つの集落まで車両を運行。児童とその家族を支援している。
路線バス代替車両 運行スタート 平戸南部 新たな「地域の足」事故ゼロ誓う
- Published
- 2020/10/05 00:08 (JST)
- Updated
- 2020/10/05 19:15 (JST)
© 株式会社長崎新聞社