龍の街路灯 少しだけくんち気分を

龍の街路灯

 秋の大祭、長崎くんちでおなじみの諏訪神社(長崎市上西山町)。神社に近い馬町交差点に設置された街路灯は、龍踊(じゃおどり)の龍のようなデザインになっている。
 県長崎振興局によると、詳しい経緯は不明だが1987年に県道を拡幅した際に整備したとみられる。拡幅は90年に開催された長崎旅博覧会に向け、西山トンネルの工事などと合わせて進められた道路整備事業の一環。街路灯は長崎らしさを演出するためのものと推測されるという。
 例年なら長崎の町がくんち一色になる季節。今年の奉納踊りは新型コロナウイルスの影響で来年に繰り延べとなったが、街路灯を見上げると少しだけくんち気分を味わえそう。

 


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