コロナ禍の地域活性化を目指し、長崎県諫早市のたちばな信用金庫と長崎市のデザイン制作・マーケティング業「デザイン・スーパーマーケット」は8日、地域密着型のものづくりマッチングサイト「COLLA-BORN(コラボン)」を開設した。県内の「作りたい」事業者と「作れる」事業者の縁を結び、商品化をサポートする。
コラボンは「連携(コラボレーション)して新たな価値を生み出す(ボーン)」意味。食品製造を中心とした約40社と地元素材を提供する生産者約30社がコラボンに登録し、データベース化。商品を「作りたい」事業者が、連携したい事業者をコラボンで探し、合意すれば共同開発する流れ。デザイン・スーパーマーケットが商品企画や販売戦略を、たちばな信金が事業計画策定などを支援する。
8日、諫早市小川町の同信金本部であった事業説明会で、デザイン・スーパーマーケットの古澤高志代表取締役は「商品化や販路開拓、規格外の素材の有効活用、通信販売用の商品開発に悩む事業者のニーズに対応できるサイト」と説明。同信金の前田眞一常務は「商品化すれば、(全国の信金の事業仲介サービス)よい仕事おこしネットワークで全国の事業者とマッチングできる。優れた商品を通して、本県の地域創生につながる」と述べた。
コラボン(https://colla‐born.com/)。たちばな信金業務部(電0957.24.0027)。
「作りたい」「作れる」事業者縁結び 地域創生へ「コラボン」開設 たちばな信金とデザイン・スーパーマーケット
- Published
- 2020/10/09 12:05 (JST)
- Updated
- 2020/10/09 12:12 (JST)
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