文化観光ブームが中国中部の古都・襄陽を輝かせる

湖北省襄陽の北街で開催の無形文化遺産フェアで影絵人形を体験する子どもたち

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【襄陽(中国)2020年10月14日新華社=共同通信JBN】第10回諸葛亮(有名な軍事戦略家)文化観光フェスティバル(Zhuge Liang Cultural Tourism Festival)が今年の国慶節直前に中国中部・湖北省の襄陽で開幕した。一連のプロモーション活動により、襄陽の景勝地には休日期間中に安定した数の旅行者があったと報じられている。襄陽市宣伝部によると、同市は合計で357万5000人の旅行者を受け入れ、観光収益は28億6000万元である。

オンラインで行われたこの観光プロモーションは現地からの紹介、ビデオクリップ、音楽やダンス、その他のアクティビティーという方法で古都の景勝地と文化資源を広報・宣伝した。現地政府の当局者と大手旅行会社がこの古都をプロモートするためにアクティビティーに参加した。

このフェスティバルの4大テーマ別アクティビティーの1つとして、合計105の公共文化パフォーマンスが7日連続で演じられた。毎日15のパフォーマンスが開催され、1週間で行われたアクティビティーとしては、パフォーマンスの数、出演団体、場所、影響力と種類の点で最高記録を達成した。この中でも北街無形文化遺産プロジェクトフェアのオープニングパフォーマンスは人気を呼び、そこでは100近くに及ぶ湖北省襄陽の関連プロジェクトが披露された。無形文化遺産を継承する3世代が無形文化遺産シアターで、こうした長期にわたる技術の制作過程と物語を旅行者と共有した。さまざまな民族文化の披露に加え、継承者たちは訪問者と興味深い相互交流も行って印象的な無形文化の饗宴となった。

襄陽市には38のAレベル景勝地があり、5Aレベル(トップのレベル)景勝地が1カ所、4Aレベル景勝地が7カ所、3Aレベル景勝地が22カ所、2Aレベル景勝地が7カ所、1Aレベル景勝地が1カ所ある。このような景勝地には文化遺産だけでなく美しい自然の景観と若者に人気のテーマパークもある。

国慶節の間、襄陽市で人気の観光プロジェクト・トップ10は唐王朝都市フィルムベースの1日ツアー、古隆中、唐王朝都市フィルムベースのナイトツアー、漢王朝都市フィルムベース、OCTライトカーニバル、保康五道峡、米公祠、保康九路寨、南ショウ香水河、黄家湾である。

ソース:The Publicity Department of Xiangyang Municipality

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(写真説明:湖北省襄陽の北街で開催の無形文化遺産フェアで影絵人形を体験する子どもたち)