国勢調査員 腕章を紛失 長崎県内8件目

 長崎市は16日、市の60代男性国勢調査員1人が腕章を紛失したと発表した。長崎県内で腕章や調査員証などの紛失事案は8件目、同市では5件目(このうち1件は発見済み)。
 市統計課によると、男性調査員は7日、調査票回収の世帯訪問に備えて自宅で書類などを整理中に紛失に気付き、市に連絡。代わりの腕章を受け取って担当世帯を訪問した。
 同課は調査員を装って個人情報などを聞き出す「かたり調査」に悪用される恐れがあるとして、訪問時は調査員証(顔写真付き)と腕章の確認をするよう注意喚起。相次ぐ紛失事案に「ここまで続くと調査の信用性が失われていく。原因を究明し、対策を考えたい」としている。

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