一列に並んで稲刈り 農業の体験学習 松浦・志佐小

=稲刈りをする松浦市立志佐小の児童ら

 松浦市志佐町の市立志佐小(田島豊広校長)の5年生63人がこのほど、近くの田んぼで稲刈りをした。刈った稲を束ねて掛け干しするまで体験し、収穫の喜びと大変さを学んだ。
 同校では地域への親しみを深め、農業を知る機会にしようと、地域の老人会などの協力で4年生はサツマイモ、5年生は米作りの体験学習に取り組んでいる。
 田んぼは地域の農家から借りている広さ約4アール。品種は「ヒノヒカリ」で6月に田植えした。稲刈りはクラスごとにし、児童は一列に並んで鎌で刈り取り、お年寄りの指導で数束ずつをひもで束ねて掛け干しに。2週間ほど天日に干し、脱穀、精米すると200キロほどの白米になるという。
 福島快進君(11)は「束が大きすぎてひもでくくるのも大変だったが、いい経験になった」と笑顔で話した。

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