LAMP IN TERREN 新譜にコロナ禍での思い 長崎県出身者ら4人組のロックバンド

ニューアルバムをリリースした「LAMP IN TERREN」

 長崎県出身者らでつくる4人組のロックバンド「LAMP IN TERREN(ランプ・イン・テレン)」が14日、メジャー5枚目のアルバム「FRAGILE(フラジール)」(通常版3300円)をレコード会社A-Sketchからリリースした。作詞作曲担当の松本大(ボーカル・ギター)は「コロナ禍に影響を受けたアルバム。変化する世の中に順応していくのは、つらくても間違ったことではないというニュアンスを込めた」と語る。
 疾走感のあるアップテンポの曲から美しいメロディーのバラードまで、バラエティーに富んだ全10曲を収録。コンピューターを使った音作りよりも、生演奏をマイクで録音するリアルさにこだわったという。アルバムタイトル曲の「FRAGILE」では「今更気付いたよ 異常である事が普通だと 変わりながらも続いていく」とコロナ禍に対するストレートな思いを歌う。

アルバム「FRAGILE」のジャケット

 バンドは、アマチュア時代に二つの全国大会で頂点に輝いた実力を持つ。メンバーは松本のほか、大屋真太郎(ギター)、川口大喜(ドラム)、中原健仁(ベース)。
 2006年、当時、大村市立大村中の生徒だった松本、大屋、中原が3人で音楽活動を開始。その後、川口が参加し15年、メジャーデビュー。これまでにCDリリースや楽曲配信、ライブ活動に精力的に取り組んできた。
 11月3日午後5時から、長崎市栄町のDRUM Be-7でライブを開く。松本は「音の映画を見るような感覚で曲を聴いてほしい。密度の濃い時間を届けたい」。川口は「自分たちの成長を見てもらえる場でもあり、いろんな感情が湧いてくると思うが、素直な気持ちで臨みたい」と意気込む。
 チケットは全席自由、3900円(別途ワンドリンクオーダー必要)。バンドの公式ホームページ(https://www.lampinterren.com/)などから購入できる。問い合わせはキョードー西日本(電0570.09.2424)。

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