「マンホールのふたのデザイン」最優秀賞決定 長崎県南島原市が募集

最優秀賞に選ばれた(左から)栗原さん、佐藤さん、天本さん=南島原市役所

 長崎県南島原市が市内の小中学生を対象に、地元の自然や歴史などをテーマに募集した「下水道マンホールのふたのデザイン」で、小学低学年の部で天本佳那さん(7)=市立野田小1年=、同高学年の部で佐藤光里さん(12)=市立西有家小6年=、中学生の部で栗原凜鈴香さん(14)=市立深江中3年=がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。最優秀賞のデザインは、市内のマンホールに順次採用予定。入賞作品は4日まで有家町のありえコレジヨホールに展示されている。
 下水道業務への関心を高め、デザイン考案を通じて南島原の魅力を再発見してもらおうと初めて企画。1154点の応募があり、最優秀賞を含む39点を選んだ。
 このほど市役所で表彰式があり、最優秀賞の3人が松本政博市長から賞状を受け取った。南島原の雄大な自然や市花のヒマワリ、1567年に口之津港に来港した南蛮船のポルトガル人「ベイガ船長」をあしらった栗原さんは「中学最後の夏休みの思い出に出品した。まさかの受賞でうれしい」と喜んだ。

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