DAZNが10月「月間最優秀バッテリー賞」候補を発表 中日・大野雄、鷹・千賀ら候補入り

中日・大野雄大(左)とソフトバンク・千賀滉大【写真:荒川祐史】

セ・リーグ候補は中日・大野雄-木下、阪神・西勇-梅野、広島・森下-坂倉

「DAZN(ダゾーン)」が特別協賛に入り新設された「2020プロ野球月間最優秀バッテリー賞」の10月受賞バッテリーの候補が発表された。「月間バッテリー賞」選考委員・多村仁志氏、中村紀洋氏がセ・パ3組を選出した。

セ・パ両リーグで選出された3組は以下の通り。(9月28日から10月22日までの試合)

◯中日・大野雄大-木下拓哉

大野は10月14日の阪神戦(ナゴヤドーム)、22日のDeNA戦(ナゴヤドーム)と2試合連続完封勝利。期間中33回を投げて無失点、4戦4勝を記録した。また、球団記録となる45イニング連続無失点という驚異的な投球だった。木下は今季5度目の完封となったエースを最後までリードしたほか、好調の打撃でチームを引っ張った。

◯阪神・西勇輝-梅野隆太郎

西勇は10月2日の巨人戦(甲子園)、8日の広島戦(マツダ)で8回1失点と好投。16日のヤクルト戦(甲子園)でも8回5安打無失点。3年連続2桁勝利となる10勝目を挙げるなど期間中に3勝をマークした。故障から復帰した梅野は復帰戦で本塁打。チームの精神的支柱として存在感を示した。

◯広島・森下暢仁-坂倉将吾

新人王候補筆頭の森下は10月3日のヤクルト戦(神宮)で7回6安打無失点で7勝目。10日のヤクルト戦(マツダ)でも7回4安打無失点と好投して8勝目を挙げた。勝ち負けはつかなかったものの、17日の中日戦(マツダ)でも7回5安打1失点と好投。坂倉はスタメンマスクをかぶる機会が増え、打撃でも結果を出していることが評価された。

パ・リーグ候補は西武の高橋光-森、オリ山本-伏見、ホークス千賀-甲斐

◯西武・高橋光成-森友哉

高橋光は10月6日のソフトバンク戦(メットライフ)で6回1/3で2安打無失点。13日の日本ハム戦(札幌ドーム)でも8回4安打無失点で7勝目を挙げた。勝ち負けはつかなかったものの、20日のロッテ戦(メットライフドーム)でも7回3安打無失点と好投した。期間中に21回1/3無失点を記録。森は盗塁王へ独走するソフトバンク周東を好送球で刺すなどチームを支えた。

◯オリックス・山本由伸-伏見寅威

山本は9月29日の西武戦(京セラドーム)で8回14奪三振4安打無失点と好投して7勝目。続く10月6日のロッテ戦(ZOZOマリン)でも8回2安打無失点で8勝目を挙げた。4敗目を喫したものの、13日のソフトバンク戦(京セラドーム)でも8回5安打1失点と好投。期間中に両リーグトップの40奪三振。10月13日まで31イニング連続無失点を記録した。伏見は多彩な配球のバリエーションを評価された。

◯ソフトバンク・千賀滉大-甲斐拓也

千賀は9月29日の楽天戦(楽天生命パーク)で7回5安打1失点で7勝目。10月14日のオリックス戦(京セラドーム)では6回4安打無失点と好投した。121日の日本ハム戦(札幌ドーム)でも7回途中7安打1失点(自責0)で9勝目をマーク。期間中にリーグトップの防御率0.36を記録。甲斐は盗塁阻止率でリーグトップに君臨していることを評価された。

多村氏、中村氏が選考したセ・パの6組は「DAZN」公式ツイッターでファンからの投票を開始。11月6日の正午頃まで受け付けている。(Full-Count編集部)

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