グラスドミノ 長崎県佐世保 「外国人バー」店長ら企画

グラスドミノの様子を撮影する市民ら=佐世保市常盤町

 街のにぎわいを取り戻そうと、長崎県佐世保市中心部で営業する「外国人バー」など18店舗は3日、同市常盤町でグラス200個を並べ、端から次々にショットグラスを倒してカクテルをつくる「グラスドミノ」に取り組んだ。
 関係者によると、外国人バーの客層の大半は米海軍佐世保基地の関係者。しかし、新型コロナウイルスの影響で軍人らはバーへの出入りを禁止されており、多くの店が「大打撃」を受けているという。
 このため、同業者同士の団結力を深め、日本人への店の周知を図ろうと、同町のバー「JIGGER BAR ANCHOR CLUB」の西倉秀隆店長(41)らが企画。会場には大勢の市民らが集まり、グラスが倒れていく様子をスマートフォンで動画に収めていた。出来上がったカクテルは観客に振る舞われ、一斉に乾杯した。
 西倉店長は「日本人にも店を利用してほしい。今度はアーケード一帯でグラスドミノに挑戦したい」と話した。

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