伊勢原や松田でツキノワグマ 2頭わなに掛かる ともに殺処分

捕殺したツキノワグマ(県提供)

 県は6日、伊勢原市と松田町でツキノワグマ2頭が仕掛けたわなに掛かり、住民を襲う危険などがあるとして2頭とも殺処分にしたと発表した。

 同日朝、伊勢原市子易の農地に仕掛けたわなに体長137センチ、体重109キロの雄のツキノワグマが掛かった。9月以降、ツキノワグマの出没が確認されており、住民に危害が及ぶ恐れがあるとして、殺処分とした。市が同17日にわなを設置していた。

 松田町寄の農地周辺でも6日朝、体長128センチ、体重111キロの雄のツキノワグマがわなに掛かった。児童、生徒の登校時間帯で、わなが外れる危険性もあったため殺処分とした。

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