ウエスレヤン大と大村高が連携協力 SSH研究で情報交換

SSH研究で連携協力協定に調印した佐藤学長(左から2人目)、原校長(同3人目)=諫早市、長崎ウエスレヤン大

 長崎ウエスレヤン大(諫早市)と県立大村高(大村市)は5日、先進的な科学技術教育を重点的に実施するスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の研究で連携、協力する協定に調印した。相互の教育活動に関する情報交換を通し、高校生の学習意欲向上や大学教育の地域貢献活動に生かす狙い。
 同高は昨年度からSSH研究の一環で、旧長崎街道の橋や道の維持管理を学ぶ「インフラさるく」を実施。専門知識を持つ同大基盤教育センターの教員と学生が、事前学習やフィールドワークに協力している。
 調印式は諫早市西栄田町の同大であり、佐藤快信学長と原昌紀校長が協定書に調印。佐藤学長は「文系の大学が理系研究と連携するのは意義がある」、原校長は「SSHを基軸に、生徒が世界に視野を広げるとともに、古里に貢献できる人材育成をしたい」とそれぞれ述べた。

© 株式会社長崎新聞社