長総大付 ラストワンプレーに泣く  全国高校サッカー長崎県大会決勝

【決勝、創成館―長崎総合科学大付】後半14分、長崎総合科学大付のFW一宮(中央)がパスを出して走り込む=トランスコスモススタジアム長崎

 サッカーの第99回全国高校選手権長崎県大会最終日は8日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で決勝が行われ、5年連続8度目の優勝を狙った長崎総合科学大付は、最後に一瞬の隙を突かれ創成館に敗れた。攻撃面もいい形をつくれずに無得点。ロッカールームでしばらく涙が止まらなかった主将のFW一宮は「創成館は守備が徹底していて、FWも自由に仕掛けてくるチームだった」と力負けを認めた。
 準決勝の4バックから3バックに変更。両サイドも低い位置を取り、最終ラインに5人が並ぶような形でゴール前を固めた。その分、中盤に大きなスペースが生まれてしまい、創成館のMF岩崎やMF村田に自由を与えたことが最後に響いた。
 ピッチに崩れ落ちるイレブンを静かに見詰めていた小嶺監督は「勝負の世界はやっぱりこういうものだからね。50年以上やっているけれど、ドラマがいっぱいある。だから面白い」と潔かった。

 


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