プレミアリーグ、今シーズン中の5人交代制導入は困難か…20クラブの約半数が反対の姿勢

プレミアリーグで検討されている5人交代制の再導入は、今シーズンの実現は困難なようだ。

ペップやクロップが主張する5人交代制の再導入…シェフィールドCEOは苦言を呈す「ビッグクラブはそう言うだろうが…」

イギリスメディア『skysports』がプレミアリーグ20チーム中18チーム(2チームは拒否)に調査したところ、5人交代制に10クラブは賛成し残り8クラブは反対している模様。ルール変更には14クラブの賛成票が必要であり、プレミアリーグのリチャード・マスターズCEOは、「当面の間、変更する予定はない」と言及した。プレミアは世界のトップリーグでも5人交代制を導入していない数少ないリーグで、イングランド国内でも意見が分かれている。

ユルゲン・クロップ、ジョゼップ・グアルディオラ、ジョゼ・モウリーニョが5人交代制を支持する中、シェフィールド・ユナイテッドのスティーブン・ベティスCEOは否定的な姿勢を貫く。「ビッグクラブが単に選手たちを休ませたいだけなのではないかと疑念を抱いている。大きなクラブであればあるほど、ベンチも強くなるからだ。シーズン途中のルール変更は、明らかにリーグの整合性に影響を与えるだろう」とコメントしている。

一方でブライトン&ホーヴ・アルビオンは“ビッグ6”以外で賛成しているクラブの一つで、CEO兼会長のポール・バーバー氏は「グレアム(監督)が好むチームの使い方やシステム変更の仕様に合っている」と言及。「このアイデアに2度も賛成票を投じたし、もしまた投票あるのなら賛成票に入れるだろう。私たちが知らないのは、この変更がどの程度どのクラブに有利なのかということだ」と伝えた。

今シーズン中の5人交代制導入は困難か※写真 Pool

© 株式会社SPOTV JAPAN