ブレーブスが右腕・トムリンと再契約 年俸100万ドルの1年契約

ブレーブスは日本時間11月12日、自軍からフリーエージェントとなった右腕ジョシュ・トムリンと1年契約を結んだことを発表した。現地の報道によると、2021年シーズンの年俸は100万ドルで、2022年シーズンの契約は球団側に選択権のあるオプション(年俸125万ドルまたはバイアウト25万ドル)となっている。制球力抜群のベテラン右腕は、来季も先発とリリーフを兼任するスイングマンとしてブレーブス投手陣をサポートすることになりそうだ。

インディアンス時代に2ケタ勝利3度の実績があるトムリンだが、2018年は32試合(うち9先発)に登板して2勝5敗、防御率6.14と絶不調。同年オフにフリーエージェントとなり、ブリュワーズとマイナー契約を結んだものの、開幕ロースター入りできずに解雇され、直後にブレーブスとマイナー契約を結んでメジャー昇格を果たした。

2019年は自己最多の51試合(うち1先発)に登板して2勝1敗2セーブ、7ホールド、防御率3.74と持ち味を発揮。今季は先発陣に故障者が続出した影響で8月後半から9月上旬にかけて先発ローテーションの一角を担い、17試合(うち5先発)に登板して39回2/3を投げ、2勝2敗、1ホールド、防御率4.76、36奪三振をマークした。

最大の武器は通算与四球率1.31という安定した制球力で、今季の与四球率1.82でさえキャリアで3番目に悪い数字だった。安定した制球力を維持する一方、今季は自己ベストの奪三振率8.17を記録。キャリアを通して被本塁打が多いという欠点はあるものの、ブレーブスは来季もトムリンが戦力になると判断したようだ。

トムリンはインディアンスで9年、ブレーブスで2年プレーしており、来季がメジャー12年目のシーズンとなる。通算成績は251試合(うち150先発)に登板して65勝56敗2セーブ、8ホールド、防御率4.69、699奪三振となっている。

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