2020年シーズンのMVP アはアブレイユ、ナはフリーマンが初受賞

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2020年シーズンの各リーグのMVPが日本時間11月13日に「MLBネットワーク」の番組内で発表され、アメリカン・リーグはホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、ナショナル・リーグはフレディ・フリーマン(ブレーブス)がそれぞれ初受賞となった。ホワイトソックスからのMVP選出は1994年のフランク・トーマス以来26年ぶり5度目(4人目)、ブレーブスからのMVP選出は1999年のチッパー・ジョーンズ以来21年ぶり6度目(5人目)である。

アブレイユは全60試合に出場して打率.317、19本塁打、60打点、OPS.987をマーク。60試合制の短縮シーズンでシーズン試合数と同数の60打点を叩き出し、2年連続で打点王のタイトルを獲得した。打点のほか、安打(76)、長打率(.617)、長打(34)、塁打(148)でもリーグ1位の成績を残し、チームリーダーや若手選手のメンターとしての働きも高く評価された。

メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスによると、キューバ出身選手がMVPを受賞するのは、1965年のゾイロ・ベルサイエス(元広島)、1988年のホゼ・カンセコに次ぐ史上3人目の快挙。また、アブレイユは2014年に新人王を受賞しており、新人王とMVPを受賞するのは史上28人目の快挙となった。

アブレイユは30人の投票者から1位票21、2位票8、3位票1を集め、合計374ポイントを獲得。1位票8で303ポイントのホゼ・ラミレス(インディアンス)が2位、1位票1で230ポイントのDJ・レメイヒュー(ヤンキース)が3位となり、4位は173ポイントのシェーン・ビーバー(インディアンス)、5位は172ポイントのマイク・トラウト(エンゼルス)だった。

フリーマンは開幕前に新型コロナウイルスが重症化し、周囲を心配させたものの、全60試合に出場して打率.341、13本塁打、53打点、OPS1.102をマーク。主要部門でリーグ1位となったのは得点(51)だけだったが、打率、出塁率(.462)、長打率(.640)、OPS(1.102)はいずれもフアン・ソト(ナショナルズ)に次ぐリーグ2位の好成績だった。

ブライアン・スニッカー監督は、開幕時は3番に据えていたフリーマンの打順をシーズン途中に2番へ変更。この采配が見事にハマり、フリーマンは3番で出場した32試合で打率.295、6本塁打、OPS.982だったのに対し、2番で出場した26試合では打率.390、6本塁打、OPS1.202という驚異的な打棒を発揮した。

フリーマンは30人の投票者から1位票28、2位票2を集め、合計410ポイントを獲得。1位票2のムーキー・ベッツ(ドジャース)が268ポイントで2位となり、マニー・マチャド(パドレス)が221ポイントで3位、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)が201ポイントで4位、ソトが172ポイントで5位にランクインした。